5分でわかるプロミスのローン基準&最短でお金を借りる方法

2021年12月13日お金を借りる

カードローンといえば、大手消費者金融のプロミスやアコム、アイフルなどが人気ですが、「早く借りられるのはどこ?」と聞かれたらプロミスだと答えます。

即日融資に対応している消費者金融はいくつかありますが、1〜2年前までは即日融資までの時間が最短でも1時間以内が限度でした。

しかし、プロミスのカードローンは、業界初の最短30分融資※(1)を実現しています。

※(1)1.最短15秒で事前審査結果を確認後、本審査が必要となります。2.新規契約時点での融資上限金額は50万円まで。

また、プロミスはWeb完結(郵送物なし・カードレス)やスマートフォンアプリを用いたスマホATMといった新しいサービスを早くから導入している消費者金融でもあります。

顧客の利便性を追求する企業姿勢が評価され、毎年実施されるオリコン顧客満足度調査のノンバンクカードローン部門において「審査対応」「借り入れ・返済のサポート」などの項目で高い評価を得ています。

とはいえ、お金を借りるときには不安がつきものなので、「プロミスのカードローンは他社と比べてなにがいいの?」「プロミスは借りやすいの?」「利息っていくらかかるの?」といった点が気になりますよね。

この記事では、FP(ファイナンシャル・プランナー)である筆者が、プロミスのローン基準や最短でお金を借りる方法について初心者にもわかりやすいく解説します。

プロミスの貸付条件

この記事を読んでいる読者の大半が、すでにプロミス公式サイトを見たことがあるかと思いますが、「名前は知っているけれど詳しくは知らない」という方のために、まずはプロミスの基本事項から説明しますね。

貸付条件すらまともに確認していない状態では、そもそもプロミスの求める基準に達していない可能性があります。

プロミスの貸付対象者は、年齢が20歳以上69歳以下で本人に安定した収入のある方と定められていますので、この時点で未成年者は貸付対象外であることがわかります。

また、自身に収入のない専業主婦や無職の方も返済能力がないと判断されてしまうため、残念ながらプロミスではお金を借りられません。

まずはプロミスが求める条件や貸付けの基準を知っておくことが、カードローンの審査を通るための第一歩となります。

仕事や家事が忙しくて時間がないという方のために、ここにプロミスの貸付条件や商品概要などをまとめた一覧表を用意しました。

プロミスの商品概要
商品名 【プロミス】フリーキャッシング
貸付対象者 年齢20歳以上、69歳以下の本人に安定した収入のある方
※主婦や学生の方でも、パート・アルバイトによる安定した収入があれば申込可能です
融資額 1万円~500万円
契約額 本人指定の契約額(極度額)の範囲内でプロミスが決定した金額
貸付利率 4.5%~17.8%(実質年率)
遅延損害金 20.0%(実質年率)
審査スピード 事前審査 最短15秒回答
即日融資 最短30分※(1)
申込方法 インターネット、プロミスコール(電話)、郵送、お客様サービスプラザ(店頭窓口)、自動契約機
返済方式 残高スライド元利定額返済方式
各回の返済期日 返済期日は、5日、15日、25日、末日のいずれかから選択可能
※三井住友銀行、三菱UFJ銀行、みずほ銀行、ゆうちょ銀行、PayPay銀行以外の金融機関から口座振替による返済を希望される場合、返済期日は毎月5日となる
返済金額 ・30万円以下
借入後残高×3.61%(1,000円未満切り上げ)
・30万円超過~100万円以下
借入後残高×2.53%(1,000円未満切り上げ)
・100万円超過
借入後残高×1.99%(1,000円未満切り上げ)
返済期間・返済回数 最終借入後原則最長6年9ヶ月・1~80回
借入方法 振込、お客様サービスプラザ(店頭窓口)、プロミスATM、提携ATM(銀行・コンビニ)、プロミスコール(電話)
返済方法 インターネット返済、口フリ(口座振替)、お客様サービスプラザ(店頭窓口)、プロミスATM、コンビニ(マルチメディア端末)、提携ATM(銀行・コンビニ)、銀行振込
必要書類 運転免許証、健康保険証、パスポート、マイナンバー(個人番号)カード等
※契約手続きの方法により、用意する書類が1点または2点となります
担保・連帯保証人 不要
無利息サービス 30日間無利息サービス
※プロミスをはじめて利用される方のうち、メールアドレスを登録のうえ、Web明細を利用すること

※(1)1.スマートフォンから「少ない入力項目で最短15秒回答」のお申込可能時間は9:00~21:00までとなります。2.「少ない入力項目で最短15秒回答」の融資上限金額は50万円まで(新規契約時点)。3.事前審査回答までの時間は、状況により異なります。4.申込みの時間帯や利用する金融機関によって、振込みまでの時間が異なる場合もあります。5.事前審査結果を確認後、本審査が必要となります。

プロミスの公式サイトをよく見てみると、カードローン初心者やプロミスとはじめて契約される方のために、便利な機能がいくつも用意されていることがわかります。

例えば、プロミス公式サイト内にある「返済シミュレーション」では、毎月の返済金額や返済回数、最終の返済総額などの具体的な支払金額や支払回数をシミュレーションすることができるため、無理のない返済計画を立てることができます。

また、プロミスの審査基準を満たしているかを知りたいという方は、「お借入シミュレーション」を試してみることで、プロミスで借入可能かどうかがすぐにわかるようになっています。

診断結果で「お借入可能と思われます。」と表示されたとしても、あくまでも簡易的な診断ですので、絶対に借りられることを保証するものではありません。

しかし、この「お借入シミュレーション」は、登録不要でいつでも簡単に診断できるので、カードローン初心者やプロミスの審査がはじめての方にとっては頼もしいサービスですよね。

すでに他社借入がいくつかあるという方は、総量規制(個人過剰貸付契約)により消費者金融からはもうこれ以上お金を借りられない可能性もありますので、プロミスが加盟する指定信用情報機関(株式会社日本信用情報機構、株式会社シー・アイ・シー)に申し込みの情報が登録される前に「お借入シミュレーション」で事前判定してもらうとよいでしょう。

※プロミスの「お借入シミュレーション」は、正式な申し込みではないので、入力した情報が指定信用情報機関に登録されることはありません。つまり、何回でも自由に試すことができるというわけです。

プロミスの強み・弱み

カードローンは差別化しづらい商品ですので、どこも似たり寄ったりなイメージですが、細かく見ていくといくつか異なる点が存在します。

プロミスのカードローン金利は、実質年率4.5%〜17.8%に設定されています。

競合他社であるアコムやアイフルの最高金利は年18.0%ですので、他社に比べてプロミスは年0.2%ほど金利が低めに設定されていることになります。

年0.2%の金利差だと、たとえ50万円を借りたとしても年間の利息は1,000円程度しか違わないのですが、金利が高いといわれる消費者金融において、他社を下回る金利設定をするプロミスの企業努力はもっと評価されてもいいと筆者は思います。

また、プロミスではフリーキャッシングをはじめて利用される方を対象に「30日間無利息サービス」をプレゼントしてくれます。

無利息サービスは、消費者金融のカードローンではそれほど珍しいサービスではありませんが、プロミスが他社よりも優れているところは、無利息期間の開始日が「初回出金日の翌日から30日間」となっている点です。

他社の無利息サービスでは、初回契約日の翌日から自動的に無利息期間がスタートすることがほとんどです。

そうなると、すぐにお金を借りなければせっかくの無利息期間をすべて活用することができません。

一方、プロミスでは初回出金日の翌日から無利息期間がカウントされる仕組みになっていますので、30日間の無利息サービスを余すことなく利用できる点が強みです。

つまり、「今は必要ないけれど、急な出費に備えてカードだけ作っておきたい」という方でも損をしないように設計されているのは嬉しいですよね。

さらに、カードローン専用のカードはいらないという場合でも、プロミスのWeb完結ならカードレスでの利用が可能となりますので、カードや利用明細などの郵送物が自宅に届くといった心配はありません。

カードレスを選択した場合でも、あとからカードを発行できる点も便利ですよね。

そのほかにもプロミスは即日融資のサービスにも力を入れており、「事前審査 最短15秒回答」や「最短30分融資※(1)」の表示スペックは業界最速となります。

※(1)1.最短15秒で事前審査結果を確認後、本審査が必要となります。2.新規契約時点での融資上限金額は50万円まで。

生活費のやりくりが苦しくなったときや明日までに家賃を支払う必要があるときにも、即日融資に対応するプロミスなら安心です。

逆にプロミスの弱みとしては、銀行カードローンよりも金利が高いことが挙げられます。

とはいえ、借入金額が10万円以内の少額融資を希望される場合には、銀行カードローンの低金利によるメリットはあまり感じられないかもしれません。

試しに、プロミスと三井住友銀行カードローンの最高金利で借入金額10万円を3か月だけ借りた場合に、返済総額がいくらになるのかを計算してみました。

プロミスで10万円(年17.8%)を借りる場合▼
返済期間3か月の返済総額は102,980円
三井住友銀行カードローンで10万円(年14.5%)を借りる場合▼
返済期間3か月の返済総額は102,425円

三井住友銀行カードローンのほうがプロミスよりも金利が年3.3%ほど低いのですが、利息に換算すると555円程度の差しかありません。

もちろん、返済期間が長引くほどプロミスのほうが利息の負担は大きくなりますが、借入金額10万円以内を短期間(1〜3か月)に完済すれば、銀行カードローンと比べてもそれほど大きな違いはありません。

なお、銀行は自主規制によりカードローンの即日融資を停止していますので、最短即日融資に対応している銀行カードローンは今のところ存在しません。

プロミスの審査通過率

お金を借りるときに最も気になるのが「僕でも(私でも)審査に通るのだろうか?」という点ですよね。

プロミスに申し込みをしたいと思っても、審査に通らなければお金を借りられません。

プロミスの審査では、申込者の返済能力や個人信用情報から総合的に融資の可否を判断しますので、「これなら絶対に審査通る」といった明確な基準などは存在しませんが、審査に通った方の割合を示す「成約率(審査通過率)」の情報ならあります。

成約率(審査通過率)とは、申込者に対する新規顧客の割合です。一部の消費者金融しか公表していません。

SMBCコンシューマーファイナンス株式会社(プロミス)の公式サイト内には、株主や投資家向けの業績情報が載っており、その中にある月次データに成約率(審査通過率)に関する情報が記載されています。

参考までにSMBCコンシューマーファイナンス株式会社(プロミス)における無担保ローンの新規申込数および新規顧客数に関する直近3か月の成約率(審査通過率)を下表にまとめてみました。

無担保ローン新規申込数および新規顧客数
対象月 新規貸付率 新規申込数 新規顧客数
2021年9月 39.6% 53,199件 21,063件
2021年10月 40.3% 47,093件 18,993件
2021年11月 40.7% 46,052件 18,726件

プロミスにおける直近3か月の成約率(審査通過率)は39.6%〜40.7%で推移しています。

これは2〜3人に1人がプロミスと契約できた計算となります。

プロミスには、自身に収入のない無職の方や専業主婦、信用情報ブラックの方からの申し込みの割合も多いと考えられるので、それらを差し引けば成約率(審査通過率)はもっと上がるのではないかと予想しています。

プロミスの金利(貸付利率)

プロミスの金利は実質年率4.5%〜17.8%です。

プロミスでは、利息制限法で定められている制限利率に基づきカードローンの金利が設定されており、利息制限法で定められた金利の上限を超えた場合、その超えた部分が無効となります。

さらに、制限利率を超える金利でお金を貸付けた場合には、貸金業法により行政処分(営業停止処分、業務改善命令等)が課せられることになります。

プロミスは銀行カードローンに比べると金利が高いように思えますが、法律に基づく適正な金利で貸付けを行なっていますので、闇金のようにあとから法外な利息を請求されることがないという安心感があります。

利息制限法で定められている制限利率を下表にまとめてみました。

利息制限法の制限利率
元本の額 制限利率
10万円未満 年率20.0%
10万円以上100万円未満 年率18.0%
100万円以上 年率15.0%

また、上記表をみて分かるとおり、消費者金融は10万円未満であれば年20.0%の金利で貸付けが可能ですが、プロミスでは最高金利が年17.8%なので他社よりも金利が低めに設定されています。

また、プロミスのカードローンは、アコムやアイフルなどのほかの大手消費者金融と比べて最高金利が年0.2%ほど低いので、プロミスで10万円未満のお金を借りるときは、他社よりも年2.2%ほど金利が安くなると考えることもできます。

なお、年20.0%を超える金利を設定している貸金業者は、闇金である可能性が高いため、どれだけお金に困っていたとしても絶対に近づかないようにしましょう。

プロミスの利息

プロミスでお金を借りると毎月いくら利息が発生するのか気になりますよね。

プロミスの利息は無駄のない日数計算です。

例えば、お金を借りた日の翌日に返済する場合には、利息は1日分だけ。

10日後に返済するときは10日分の利息となります。

下表では、プロミスから10万円を年17.8%で借りて、毎月1万円ずつ返済したときの利息シミュレーションしてみました。

主な返済例
返済回数 返済金額 元金 利息 残高
1 10,000円 8,517円 1,483円 91,483円
2 10,000円 8,644円 1,356円 82,839円
3 10,000円 8,772円 1,228円 74,067円
4 10,000円 8,902円 1,098円 65,165円
5 10,000円 9,034円 966円 56,131円
6 10,000円 9,168円 832円 46,963円
7 10,000円 9,304円 696円 37,659円
8 10,000円 9,442円 558円 28,217円
9 10,000円 9,582円 418円 18,635円
10 10,000円 9,724円 276円 8,911円
11 9,043円 8,911円 132円 0円
累計 109,043円 100,000円 9,043円 0円

※最終回の返済金額は端数調整のため多少変動します。
※実際のご利用の際は、月ごとの日数の相違などにより、上記表の金額とは多少異なる場合があります。

プロミスで10万円を年17.8%の金利で借りて毎月1万円ずつ返済すると、返済総額は109,043円となりますので、利息は元金10万円を差し引いた9,043円となります。

もちろん、翌月に一括返済したり毎月の返済額を2万円に増やしたりすると、利息の支払総額は少なくなります。

下表は、プロミスと銀行カードローンのそれぞれで10万円を借りて、毎月2万円ずつ返済したときの返済総額シミュレーションです。

主な返済例
カードローン 金利(年率) 返済回数 返済総額
プロミス 17.8% 6回 104,694円
三菱UFJ銀行カードローン「バンクイック」 14.6% 6回 103,812円
三井住友銀行カードローン 14.5% 6回 103,786円
みずほ銀行カードローン 14.0% 6回 103,649円

プロミスとみずほ銀行カードローンの金利差は年3.8%もありますが、毎月2万円ずつ返済していくと返済総額の差はたったの1,000円です。

つまり、短期間のうちに借りたお金を完済すれば、プロミスで借りようが銀行カードローンで借りようが利息総額に大きな差はないことがわかります。

もちろん、借入金額が高額(30万円以上)で、返済期間が1年以上となる長期の返済を想定している場合には、金利が高くなるほど利息総額の差は大きくなります。

プロミスは即日融資にも対応していることから、急な出費に備えた少額キャッシングに向いていると結論づけることができますね。

プロミスから最短でお金を借りる方法

カードローンに申し込みをするときには、いつまでにお金が必要なのかを問わず、「なるべく早くいつでも借りられる状態にしたい」ですよね。

だって契約が決まるまでは安心できませんからね。

プロミスでは、申し込みの方法によって融資までの時間が異なりますので、申込方法の種類によってはすぐに借りられない可能性があります。

まずは申込方法の種類からおさらいしていきましょう。

下表は、プロミスの申込方法を一覧表にまとめたものです。

申込方法ごとの受付時間
申込方法 受付時間
Web 24時間365日
プロミスコール 9:00~21:00(土・日・祝日を含む)
郵送 申込書がプロミスに到着してから
自動契約機 9:00~21:00(土・日・祝日を含む)
※一部店舗では営業時間が異なります。
お客様サービスプラザ(店頭窓口) 10:00~18:00(平日のみ)

上記表を見てもわかるとおり、郵送で申し込みをするとプロミスに申込書が届いてからの受け付けとなるため、一番時間がかかると考えられる申込方法となります。

パソコンやスマートフォンの操作が苦手な69歳以下の年配者向きの申込方法といっていいかもしれません。

自動契約機とお客様サービスプラザ(店頭窓口)による来店型の申込方法では、近所にプロミスの店舗があればいいのですが、移動に時間がかかるという場合には、それが原因で即日融資を受けられない可能性があります。

プロミスコールは、相談しながら申し込みができるメリットがありますが、Web入力する代わりにオペレーターの質問に応える流れとなりますので、結果的に「それなら自分で直接入力したほうが早かった」と感じることもあるかもしれません。

最後に、プロミスで効率よくお金を借りるために、最短の申込手順をご紹介します。

申し込みから契約、借り入れまですべてパソコンやスマートフォンで完結できる便利な申込方法(Web完結)となりますので、即日融資を希望される方は、ぜひ参考にしてください。

  1. Webからの申し込み
  2. 審査結果の回答
  3. 金融機関口座又はアプリでかんたん本人確認
  4. カード発行の選択で「カード発行希望なし」を選ぶ
  5. 契約手続きが完了
  6. 瞬フリ(振込キャッシング)なら最短10秒程度で指定の口座に振込みが可能

カードを手元に持っておきたいという方は、「3.金融機関口座又はアプリでかんたん本人確認」が完了したあとに「カード発行希望あり」を選択するとプロミスカードが自宅または勤務先に簡易書類郵便(転送不要)が郵送されます。

カードを作りたいけれど郵送物は避けたいというときは、「2.審査結果の回答」が完了したあとにWeb契約ではなく「来店契約」を選択して、必要書類を持参のうえ、自動契約機またはお客様サービスプラザ(店頭窓口)に来店すると、その場でプロミスのカードを即日発行してくれます。

まとめ

プロミスは最短即日融資にも対応している大手の消費者金融です。

業界シェアではアコムに次ぐものの、Web完結(カードレス・郵送物なし)や瞬フリ(振込キャッシング)、アプリローンなどのサービス面ではプロミスがリードしているように感じます。

プロミスでは女性向けのレディースキャッシングもありますので、女性でも抵抗感なく気軽に申し込みができるように配慮されている点も嬉しいですね。

また、30日間無利息サービスは、契約日の翌日から自動でカウントされてしまう他社とは違って、初回借入日の翌日からの適用となりますので、無利息となる期間を無駄なく利用できる点も、プロミスが選ばれているポイントです。